動脈硬化というのは全身の血管がしなやかさを失い、詰まりやすくなる現象です。
気が付かないうちに進行し、血管が詰まって突然 緊急入院しなければならないような病気を発症します。
かつて成人病、今は生活習慣病といわれている 脂質異常症、高血圧、糖尿病などが、まったく自覚症状がないのに治療しなければいけないのは、これらの病気が動脈硬化を引き起こすからにほかなりません。
動脈硬化の結果 血流障害が起こったときにダメージを受けやすい代表的な臓器が、心臓と、脳です。
そのほか、血液から尿を作る腎臓なども 動脈硬化の結果 臓器の働きが落ちてしまいます。
認知症にも動脈硬化が関係しているといわれています。
動脈硬化の原因はたくさんあるのですが、とくに悪玉コレステロールと言われる「LDL コレステロール」を下げることが大切です。
LDLコレステロール 以外では、
高血圧、糖尿病、喫煙、慢性腎臓病、メタボリック症候群など、です。
患者さんの年齢や性別や家族の病気などで、血管病変の危険度が変わってきます。
これらの異常を指摘されましたら、一度受診してください。
]]>JUGEMテーマ:ガーデニング
開院してから半年、駐車場の周りの花壇がさみしいママになっていたので
ゴールデンウィーク中に株を買ってきて植えてみました。
タフでかわいらしくよく増える をキーワードに悩んだ末、
クリーピングタイムとセダムを選びました。
クリーピングタイム
セダム
成長を楽しみにしています。
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私が名古屋大学病院消化器内科で研究生活を送っていた時の同僚で、
私より年齢は若いのですが医院を開いたのは2012年頃です。
二本木クリニック開院に当たってもいろいろ助言をいただいた先輩ですが、
今日も貴重な経験をいろいろお話しいただきました。
多忙な診療時間を割いての訪問に感謝です。
とてもハンサムな先生で、一緒に写真を撮りそこねたのが残念。
]]>ほとんどの胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因であると
明らかになったことがきっかけです。
以前のこの欄で、
ピロリ菌は慢性萎縮性胃炎のであること、
慢性萎縮性胃炎を持つ方は胃がんになり易いと書きました。
ただ、現在のところ、
慢性胃炎にピロリ菌を除菌したら胃がんができにくくなるかというと、
実はまだ明らかになっていません。
だからこそ、
日本ヘリコバクターピロリ学会は除菌後も
一年ごとの胃カメラ検査を推奨しています。
一方、胃潰瘍や十二指腸潰瘍は除菌によって再発の恐れがぐんと低くなります。
2000年頃までは、
潰瘍は制酸剤を中止するとしょっちゅう再発するからずっと薬を続けたほうが良い
と言われ続けていましたが、
除菌がうまくいって通院を中止しても
再発せずに健康に過ごせている患者さんがたくさんいらっしゃいます。
この点だけでも、当院では積極的に除菌をおすすめしています。
]]>ピロリ菌には明らかな発がん性があるとWHO(世界保健機関)に認定されたのは、私が大学を卒業した1994年のころのことです。
さて
胃がんは40歳前後からかかる人が増え始め、男性のほうが女性よりかかる人が多いことがわかっています。
中高年の胃がんはほとんどが慢性胃炎(慢性萎縮性胃炎)を患っている胃に発生しますが
慢性萎縮性胃炎は おもにピロリ菌感染によって起こります。
2012年の統計によりますと、40歳の男性が将来胃がんにかかる可能性は約11.6%
ざっと9人に1人の割合ですから、学校のクラスに4~5人くらい。
意外に多いと驚かれたのではないでしょうか。
女性が胃がんにかかる可能性はおよそこの半分くらいです。
現在は、ピロリ菌そのものが癌を起こすわけではなく、
ピロリによって慢性胃炎が起きた結果粘膜の防御力が弱まり、
発がん物質などの攻撃を受けやすくなってしまう結果癌が起こると考えられています。
残念ながら慢性萎縮性胃炎になってしまうとピロリを除菌しても健康な胃に戻るのは難しく、
ピロリに感染したことがない胃と比べると癌が発生しやすいとは言えます。
ピロリ学会では一年ごとの内視鏡検査を推奨しています。
]]>胃の内視鏡検査をやっていますと、
検査を受けられる患者さんのほとんどの方が、ピロリ菌を気にしておられます。
ピロリ菌について、読者の皆様が気になる内容を予想しますと、
・がんの原因になると聞いている。自分は胃がんになるのではないか?
・胃のあたりが、痛くはないがなんだか張っている感じがしてすっきりしない。
よくわからないけど何かと胃に悪さをするピロリ菌がいるのではないか?
・なんだかよくわからないけど名前を聞いたことがある。
名前はちょっとかわいいが、怖いという話も聞いている。
そんなのが自分のおなかにいたらいやだ。
というあたりでしょうか。
私が思っていたよりも関心を持たれている方がずいぶん多いことが最近分かりました。
で、ピロリ菌について 書こうと思います。
結構な分量になりそうなので、思い出した順につづっていくことにします
]]>先月発表の気象協会 花粉予測で、東海地方のスギ花粉の飛散量が今年は昨年の倍前後と予想されていました。
(https://tenki.jp/pollen/expectation/)
当院では、今週初めから急に、我慢できない目のかゆみを訴えられる方が何人か続いています。
毎年 この地方のスギ花粉の時期にピークはおおむね3月中旬までです。
今週に入ってからやはり目のかゆみでややトーンダウンしているスタッフもいて、
ピークがずれ込んだのか、それとも時期が遅れてやってくるヒノキが悪さを始めたのか思いながら、診療にあたっています。
目のかゆみ(結膜炎)には直接 目薬(点眼薬)を使うのが効果的ですが、
たいていの点眼薬は 防腐剤の成分で眼の表面を傷つける恐れがあるため、コンタクトレンズを外した状態で使うことが条件です。
脱着するのは面倒だしディスポのものを一日何回も替えるのはもったいないし。
...実は、最近はコンタクトレンズを外さないで使える防腐剤を使ったものがあります。
興味を持たれた方は、受診の際にご相談ください。
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